台湾の魅力とは何か?~もう一度、その魅力をひも解こう!~

台湾貿易の知識

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

私は20歳の時に初めて海外渡航(中国・上海市)を経験し、そのあと27歳から海外貿易に携わり、30歳の時に縁あって台湾女性と結婚しました。

それからおおよそ30年の歳月が流れ、4カ国(中国・香港《2回》・台湾・ミヤンマー)での海外勤務 や数百回の海外出張 を経て、今は日本を拠点に生活をしています。

私がまだ大学生の頃、「2か国語を自由に話す(人)=バイリンガル(Bilingual)」という言葉がもてはやされましたが、今となっては「3か国語を自由に話す(人)=トリリンガル(Trilingual)」が 大学生の標準仕様 になりつつあります。

もしかしたら、10年後には「4か国語を自由に話す(人)=クワドリンガル(Quadrilingual)」が当たり前の時代になっているかもしれませんね。

さて、皆さんは「日本の国際化」をどのように受け止め、またどのように順応されてきましたか?

さて今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。

それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は 「台湾の魅力とは何か?~もう一度、その魅力をひも解こう!~」  がテーマです。*

「Formosa(美麗島)」と呼ばれる 台湾の魅力 とは?

私は今回、台湾の観光的魅力 を説明するつもりはありません。これらの魅力は、ビジネスにおいても関係性があるとは思いますが、ここでは「日本と台湾のビジネスにおいて、どのような魅力があるか」を述べたいと思います。

私が考える 台湾の魅力 は、以下の通りです。

  • 地理的優位性(距離・時差)
    • 日本に一番近い親日国、これがビジネスにとっては大きなメリット
    • 日本との時差は1時間、また飛行機で3~4時間程度の距離
  • 購買力の高さ 
    • 2023年度:1人当たり名目GDP は 約3.2万ドル (世界39位)《 日本は 同約3.4万ドル (世界34位) 》
  • 日本への 関心度や理解度 の高さ
    • 日本の 文化や歴史 を幼いころから見聞きしている
    • 日本統治時代に対する歴史的認識は「プラス要因とマイナス要因」を各自が理解している(年代層によって歴史観に相違があるのも事実)
    • 2019年度:訪日客数は約489万人(日本人の訪台客数は約217万人)
    • 2023年度:訪日客数は約420万人(日本人の訪台客数は約93万人)
    • 島国意識が強く、それゆえ海外への関心度が高い(海外旅行・海外留学・海外移住・外国語学習など)
  • 安定した経済成長
    • 実質GDP成長率:安定したプラス成長を続けており、2019年と2020年度は3%台、2021年度は6%台、2022年度は2%台、2023年度は1%台 を記録しています。
  • 安定した政治体制
    • 半大統領制:台湾は半大統領制を採用しており、総統(大統領)と行政院長(首相)が存在します。総統は国家元首であり、行政院長は政府の行政を担当しています。
    • 民主主義:台湾は民主主義国家であり、総統や立法委員(国会議員)は直接選挙で選ばれます。また、総統選挙は4年に一度行われ、連続2期まで務めることが可能です。
    • 五権分立::台湾の政治体制は、行政院・立法院・司法院・考試院・監査院 による五権分立を採用しています。これは、孫文が提唱した三民主義(民族独立、民権伸長、民生安定)に基づくものです。

どうでしょうか、皆さんは 「ビジネスから見た台湾の魅力」をどのようにお感じになりますか?

【関連ブログ】

初めての海外ビジネス ~台湾がおすすめの理由とは?~

初めての海外事業 ~台湾のススメ~

台湾市場の可能性について ~その魅力を探る~

台湾の「安定した政治体制や親日度の高さ」は 最大の魅力 !

海外ビジネスを行う場合、市場規模だけに注目することはとてもリスクが大きい と私は考えています。

例えば、市場規模が大きくても、

  • 反日感情による 日本製品の不買運動 が起こる可能性がある
  • 政治体制や法律・制度が不安定な国家である

場合においては「たとえ自社の海外事業が順調に拡大したとしても、逆に予期せぬリスクが比例して大きくなっていく」ことを、企業経営者や事業責任者の方 にしっかりと理解していただきたいと思います。

また、私は「貿易相手国の親日度が海外ビジネスに与える影響」について、以下のように考えます。

  • 市場参入の容易さ
    • 親日度が高い国では、日本企業が市場に参入しやすい傾向があります。また、現地の消費者やビジネスパートナーが日本製品やサービスに対して好意的な印象を持っているため、受け入れられる可能性が高いです。
  • ブランドイメージの向上
    • 親日度が高い国では、日本ブランドが高く評価される傾向があります。これにより、ブランドの信頼性や価値が向上し、競争力が増します。
  • ビジネスパートナーとの関係構築がしやすい
    • 親日度が高い国では、現地企業とのパートナーシップが築きやすくなります。また、文化的な親和性が高いため、コミュニケーションが円滑に進み、協力関係が強化しやすい傾向があります。
  • リスク管理の容易さ
    • 親日度が高い国では、政治的・経済的なリスクは比較的に少ないことが多いです。また、現地の政府や企業が日本企業に対して友好的な姿勢を示すことが多く、ビジネス環境が安定しやすいと言えます。

さて、皆さんにとって「台湾という国が 魅力的な貿易相手国 である」ことが、このブログで再認識いただけたのではないでしょうか。

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*最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。*

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