中小企業にとって「問題の先送り」は大問題! ~なぜ、今やらないのですか?~

ビジネス情報

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

私は 国内営業・海外貿易 合わせて35年以上になりますが、その間に精密部品・耐久材・消費財・商社など、様々な業種ジャンルを経験しました。

そのような経歴ゆえ、転職した会社の職務においても「業界の常識 (固定観念)」にあまり縛られることなく、どちらかというと「みずからの自由な発想」のもと、今でいう「新規開拓営業や開発営業」を長きにわたり遂行することができました。

それゆえ、世間で耳にする「○×△□の常識は世間の非常識!」というフレーズに対して「まさに物事の核心をついている」と私はつくづくそう感じています。

そういう点においては、ロジカルシンキング(論理的思考法)と クリティカルシンキング(批判的思考法)を 臨機応変にうまく使いこなすこと が、現代社会において求められているのではないでしょうか。

さあ、皆さんも「昨日常識だと考えられていたことは、明日の常識ではないかもしれない」という考えを身に付けることができたら、あらゆる物事に対して「おのずと道は開ける」かもしれませんね。

さて今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。

それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は「中小企業にとって「問題の先送り」は大問題! ~なぜ、今やらないのですか?~」がテーマです。*

会社における「問題の先送り」と「優先順位付け」の違いとは?

会社における「問題の先送り」と「優先順位付け」は、一見似ているように思えますが、実際には全く異なる考え方(概念)です。

では、それぞれの違いについて、以下に説明します。

  • 問題に対する姿勢
    • 問題の先送り: 問題から目をそらし、解決を後回しにする行為です。問題の存在を認識しているにも関わらず、あえて対処を避けるケースが殆どです。
    • 優先順位付け:問題を認識し、その重要度や緊急度を評価して、解決の順番を決定する行為です。問題から逃げることなく、積極的に向き合う姿勢を示します。
  • 問題解決への影響
    • 問題の先送り: 問題が深刻化する可能性が高く、最終的には より大きなコストや労力 が必要になる可能性があります。
    • 優先順位付け:問題の重要度に基づき、適切な対策を講じることで、問題の拡大を防ぎ、効率的な解決につながります。
  • 組織への影響
    • 問題の先送り:組織全体のやる気を低下させ、信頼関係を損なう可能性があります。また、問題解決能力に対する不信感を与えることさえあります。
    • 優先順位付け:組織全体の目標達成に向けて、資源を効率的に配分し、生産性を向上させることにつながります。
  • 個人への影響
    • 問題の先送り:ストレスや不安を感じ、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。
    • 優先順位付け:仕事の効率化を図り、達成感を得ることで、モチベーションを維持することができます。
  • 目的
    • 問題の先送り:問題から逃避すること、一時的な安堵感を得ることなどが目的になります。
    • 優先順位付け:問題を効率的に解決し、組織の目標達成に貢献すること、個人の成長につなげることが目的になります。
  • まとめ
    • 問題の先送り:問題を放置し、その解決を後回しにする消極的な行動 と言えます。
    • 優先順位付け:問題を認識し、その重要度を評価して、解決に向けて積極的に行動する、まさに「前向きな行動 」と言えます。

「問題の先送り」は、企業の成長を阻害する要因 となります。従って「優先順位付け」を効果的に行い、問題を積極的に解決することで、企業の持続的な成長を実現してきたいですね。

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中小企業における「問題の先送り」の悪影響とは?

中小企業の 経営者や事業責任者 にとって「問題の先送り」は非常に危険な行為です。その悪影響は、企業の存続に関わるほどの深刻な問題になる可能性さえあります。

では、どのような悪影響があるのか、以下に説明します。

  •  問題の深刻化
    • 雪だるま式に膨れ上がる問題:放置された問題は、時間とともに複雑化し、解決が困難になります。小さな問題も、放置すれば 大きなトラブル に発展する可能性があります。
    • 顧客や取引先との関係悪化:問題を放置することで、顧客からの信頼を失ったり、取引先との関係が悪化する可能性があります。これは、中小企業の生命線とも言える 顧客との信頼関係の崩壊 につながる可能性があります。
  • 機会損失
    • 新たなビジネスチャンスの喪失:問題解決に時間を費やすことで、新たなビジネスチャンスを逃す可能性があります。
    • 競合との差が開く: 競合他社が問題を迅速に解決し、新たな市場を開拓している間に、自社は後手になってしまう可能性があります。
  • 組織のやる気が低下
    • 従業員のやる気の低下: 問題が放置されている状態は、従業員に不安や不満を与え、やる気を低下させます。
    • 離職率の上昇: 従業員は働きがいを感じられなくなり、離職率の上昇につながる可能性があります。
  • 資金繰りの悪化
    • コストの増大:問題が長期化すると、解決するためのコストが増大し、資金繰りが悪化する可能性さえあります。
    • 金融機関からの信用低下: 問題を放置している企業に対しては、金融機関が融資を渋る可能性も考えられます。
  • 企業の存続危機
    • 倒産リスクの増加:上記のような悪影響が複合的に作用し、最悪の場合は 企業の倒産 につながる可能性があります。
  • 経営者や事業責任者の負担増
    • 決断の遅れによるストレス:問題を先送りすることで、経営者や事業責任者 は常に問題を抱え込み、大きなストレスや不安を感じることになります。
    • 信頼の崩壊::周囲からの信頼を失い、孤立した立場になる可能性があります。

中小企業は、大企業に比べて 経営資源 が限られています。そのため、問題を早期に発見し、迅速に対応することが、企業の存続にとって非常に重要なポイントになります。それゆえ「問題の先送り」は、中小企業にとって大きなリスクであることをしっかりと認識し、かつ積極的に問題解決に取り組むことが大切なのではないでしょうか。

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「問題の先送り」をせず「今すぐ行動する!」ことの重要性について

問題の先送りは、一見楽に見えるかもしれませんが、長期的に見ると様々なデメリットをもたらします。また、今すぐ行動することで、ストレスを軽減し、生産性を向上させ、やる気や自信を高めることにもつながります。

それゆえ「問題を解決する!」とは考えず「具体的な目標を設定する」ことで、具体的なアクションにつながりやすくなります。また「いつまでに問題を解決するか期限を決める」ことで、計画的なアクションができるようになります。

その他「 周囲の人に協力をお願いする」ことで、やる気や自信を維持することもできます。また、問題の内容や難易度によっては「社外の専門家(専門コンサルタント)の力を借りる」ことが有効な手段になることもあります。

さあ、皆さんも「今すぐ行動する! = Do it right away !」ことの大切さを忘れることなく、これからも日々の業務に邁進していきたいですね。

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*最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。*

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