円安なのに日本の輸出が増えない!? ~知っておきたい日本経済のウラ側とは?~
こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。 私は海外貿易に従事して30年余り、海外出…

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。
私は20歳の時に初めて海外渡航(中国・上海市)を経験し、そのあと27歳から海外貿易に携わり、30歳の時に縁あって台湾女性と結婚しました。
それから30年余りの歳月が流れ、4カ国《中国(上海市・昆山市)・香港(2回)・台湾(台北市)・ミヤンマー(ヤンゴン市)》での海外勤務 や数百回の海外出張 を経て、今は日本を拠点に生活をしています。
私がまだ大学生の頃、「2か国語を自由に話す(人)=バイリンガル(Bilingual)」という言葉がもてはやされましたが、今となっては「3か国語を自由に話す(人)=トリリンガル(Trilingual)」が 大学生の標準仕様 になりつつあります。
もしかしたら、10年後には「4か国語を自由に話す(人)=クワドリンガル(Quadrilingual)」が当たり前の時代になっているかもしれません。
さて、皆さんは「外国語の修得」をどのように考え、またどのように実行されてきましたか?
さて今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。
それでは最後までよろしくお願いします。
*今回は 「中国大陸の「普通話」と 台湾の「國語(台湾華語)」の違いについて~あなたはどちらを学びますか?~」 がテーマです。*

中国大陸の「普通話」と台湾の「國語(台湾華語)」は “互いに十分通じる同じ標準語” でありながら、文字・発音・語彙・表現の4領域 で体系的に違いがあります。 以下は実務でも使えるように、多角的かつ具体的に整理した比較例で説明します。
まず押さえるべき全体像(4つの主要な違い)とは、以下の通りです。
① 文字の違い:簡体字(大陸)と 繁体字(台湾)
大陸は識字率向上のために1950年代以降 「簡体字」 を導入、台湾は伝統的な「 繁体字」 を維持しています。
代表的な違い:
| 意味 | 台湾(繁体字) | 大陸(簡体字) |
| 龍 | 龍 | 龙 |
| 愛 | 愛 | 爱 |
| 聽 | 聽 | 听 |
| 學 | 學 | 学 |
繁体字は意味要素が残りやすく、簡体字は画数が少なく書きやすいのが特徴です。
② 発音の違い:柔らかい台湾華語 vs はっきりした普通話
台湾華語は 柔らかく、そり舌音が弱い のが特徴です。 (発音差は台湾華語の特徴として複数の専門解説書で指摘されています )
そり舌音(zh, ch, sh):
軽声(軽い音):
“儿化”(語尾の r 音):
発音記号(ピンインと注音符号):
【関連ブログ】
中華圏で使われる漢字と言語について ~その違いを理解しよう!~
華人と華人ネットワーク について ~中華系商人の特徴を知る~

③ 語彙の違い:日常語・ビジネス語で大きく異なる
最も実務で混乱しやすいポイントで、台湾と大陸では「同じ物でも別の単語を使う」ことがあります。
交通:
| 日本語 | 台湾華語(拼音 / Pinyin) | 普通話(大陸) |
| タクシー | 計程車 jìchéngchē | 出租车 chūzūchē |
| 自転車 | 腳踏車 jiǎotàchē | 自行车 zìxíngchē |
| 地下鉄 | 捷運 jiéyùn | 地铁 dìtiě |
食品:
| 日本語 | 台湾華語(拼音 / Pinyin) | 普通話(大陸) |
| じゃがいも | 馬鈴薯 mǎlíngshǔ | 土豆 tǔdòu |
| パイナップル | 鳳梨 fènglí | 菠萝 bōluó |
IT・ビジネス:
| 日本語 | 台湾華語(拼音 / Pinyin) | 普通話(大陸) |
| ソフトウェア | 軟體 ruǎntǐ | 软件 ruǎnjiàn |
| インターネット | 網路 wǎnglù | 網絡 wǎngluò |
| 動画 | 影片 yǐngpiàn | 视频 shìpín |
④ 文法・表現の違い:台湾特有の口語構造:
台湾華語には、台湾語(閩南語)や 日本語の影響 が残る表現があります。
台湾特有の構造:
挨拶の違い:
言い回しの違い:
台湾では文末に 「〜喔(o)」「〜啊(a)」「〜耶(ye)」 などを頻繁につけて、言い方を柔らかくすることが多いです。
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ビジネスシーンにおいて、中国大陸(普通話/簡体字)と台湾(国語/繁体字)の違いを意識して使い分けることは、相手への敬意を示し、信頼関係(信用)を築くための 非常に強力な手段(ツール) になります。
言語としては互いに通じ合いますが、ビジネスコミュニケーションでは以下の「4つの視点」を意識して 使い分ける のがよいのではないでしょうか。
ビジネス文書・メール・プレゼンテーション資料・名刺 などにおける漢字の選択は、相手に対する「基本的な配慮」と言えます。
💡 実務のコツ:
Wordや翻訳ツール、変換ソフト(簡繁変換機能)を使えば一発で変換できますが、後述する「専門用語の違い」があるため「文字変換後に 用語チェックを行う」 ことが 絶対条件 と言えます。
漢字を変換するだけでなく「業界用語やビジネス用語をその地域の表現に合わせる」ことで、「プロフェッショナルな印象を与えることができる」可能性(チャンス)があります。
特にIT・製造・物流・マーケティング分野では用語が大きく異なります。
| 日本語 | 中国大陸(簡体字) | 台湾(繁体字) |
| ソフトウェア | 软件 (ruǎnjiàn) | 軟體 (ruǎntǐ) |
| ハードウェア | 硬件 (yìngjiàn) | 硬體 (yìngtǐ) |
| ネットワーク | 网络 (wǎnglù) | 網路 (wǎnglù) |
| プロジェクト | 项目 (xiàngmù) | 專案 (zhuān’àn) |
| 品質・クオリティ | 质量 (zhìliàng) | 品質 (pǐnzhí) |
| サーバー | 服务器 (fúwùqì) | 伺服器 (cìfúqì) |
商習慣や文化の違いから、好まれるコミュニケーションの距離感やトーンにも、それぞれに傾向があります。
ビジネスの実務(貿易・契約)においては、用語や表記だけでなく法律上の名称や通貨単位の違いにも厳格である必要があります。
文字と基本単語を「企業や取引先の地域にローカライズ(最適化)」してあげることは、「自社の市場をよく理解してくれている」という 「非常に良い第一印象を与えられるチャンスである」と 私自身は今まで経験を通じて、そのように感じています。

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