「公的支援機関」と「民間の貿易コンサルタント」の違いについて ~相談者が感じる 実務の壁 とは?~

ビジネス情報

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

日頃から 中小企業の経営者や海外事業責任者の方々 とお話しする中で、「自社商品を海外に輸出したいけれど、何から手をつければいいかわからない」というご相談をよくいただきます。

少子高齢化にともなう国内需要の落ち込み、国内市場における競合他社との価格戦争など、国内ビジネスを取り巻く環境は、年々悪化していることは間違いありません。

そういった状況(環境)において、新しい可能性を求めて「海外市場に挑戦したい」という 熱い想い は、どの企業様も同じと思います。

私は30年以上にわたり海外貿易に携わってきましたが、海外事業で最も重要なのは「一歩を踏み出す勇気」と「成功へのストーリー(売れるストーリー)を考えること」、この2つに尽きると言っても過言ではない と私はそう考えています。

今回のブログでは、「公的支援機関」と「民間の貿易コンサルタント」の違いについて、現場のリアルな視点から できるだけわかりやすく、また具体的に説明していきます。

それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は《「公的支援機関」と「民間の貿易コンサルタント」の違いについて~相談者が感じる 実務の壁 とは?~》がテーマです。*

なぜ中小企業は「公的支援機関から民間の貿易コンサルタントへ乗り換える」のか?~公的支援機関の限界と、現場が求める「伴走型支援」について~

海外展開を目指す中小企業にとって、公的支援機関は心強い存在です。 市場情報・規制・制度・展示会支援など、貴重な情報を無料で得られる公的支援機関は他にありません。

しかし現場では、こんな声が少なくありません。

「ある公的支援機関に相談していたけれど、実務が進まず限界を感じた」 「情報はもらえるけれど、結局どう動けばいいのか分からない」 「商談まではなんとかたどり着いたけれど、その先が進まない」

そして最終的に、弊社のような 民間の貿易コンサルタント会社 へ相談が流れてくるケースが非常に増えています。

なぜこのような現象が起きるのでしょうか

その背景には、中小企業の“現場のリアル”と、公的支援機関の“構造的な限界”が存在するからです。

  • 助言は受けられるが、実務が進まないというジレンマ
    • 公的支援機関は非常に丁寧ですが、基本的には「助言(アドバイス)」が中心です。
      • 規制情報
      • 市場レポート
      • 制度の解説
      • リスクの指摘

これらは海外展開の基礎(知識)として重要です。しかし中小企業が本当に困っているのは、もっと泥臭い部分です。

  • インコタームズの選定
  • 輸出書類の作成
  • 英文契約書のチェック
  • 外国企業との交渉
  • 物流会社との調整
  • 現地パートナー(外国企業)の信用調査

つまり 「やり方は分かった。でも現状は社内に動ける人がいない」 という状態で止まってしまうのです。

公的支援機関は制度上、実務代行や交渉同行はできません(やりません)。 ここが最大のギャップになります。

  • 公的支援機関ゆえの“慎重さ”が、攻めたい中小企業と噛み合わない
    • 中小企業の経営者は、意思決定が早く、スピード感を重視します。
      • 今すぐ動きたい
      • リスクもある程度なら許容する
      • 現場の声を聞きながら判断(即決即断)したい

一方、公的支援機関としては、

  • リスク回避が前提
  • 特定企業の選定や保証はできない(やらない)
  • 価格交渉など、ビジネス判断には踏み込めない(踏み込まない)

という傾向(基本スタンス)があります。

中小企業が求めるのは 「どう攻めるか」「どう勝ちにいくか」 という戦略ですが、公的支援機関は制度上そこまで踏み込めません(踏み込みません)。

【関連ブログ】

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「成功へのストーリー」を考えよう!~仕事のできる人の共通点とは?~

海外貿易を始める前に ~なりたい姿をイメージしよう!

  • 公的支援機関に所属する専門家(アドバイザー)の経験値と、中小企業の 現場感 がかみ合っていない(ズレが生じている):

公的支援機関の専門家は優秀で経験豊富です。 しかしその多くは 大企業の出身者 であり、潤沢なリソースを前提とした(企業・商品)戦略 に慣れています(を提案します)。

一方、中小企業は、

  • 人材不足
  • 予算の制約
  • デジタル活用前提の海外展開には慣れていない
  • 台湾など、特定国へのピンポイント展開を希望している(考えている)

といった“現場の制約”を抱えています。

この制約を踏まえた 泥臭い戦略 は、 どうしても民間の貿易コンサルタントの方が得意になります。

  • 汎用的なアドバイスは受けられるが、自社専用の戦略にはならない

公的支援機関は 多くの企業を支援する必要 があるため、 1社に割ける相談時間や伴走期間に限界(制限)があります。

その結果、

  • 一般的な市場レポート
  • 一般的な規制情報
  • 汎用的なアドバイス

に留まりやすく、 「自社のこの商材を、このリソースで、海外市場にどう売るか」 というレベルの 戦略設計までは踏み込めません(踏み込みません)。

  • マッチング後の“最も難しいフェーズ”を支援できない(しない):

公的支援機関は 展示会や海外バイヤーとのマッチング に強みがあります。 しかし、実際は 海外企業から引き合いが来てから が本番(勝負)です。

  • 商談のクロージング
  • 契約条件の詰め
  • 英文契約書のチェック
  • 通関・物流の最適化
  • トラブル対応
  • リピート受注の構築

ここは中小企業が最も苦手とする領域(WORK)であり、 公的支援機関は制度上 ここまでの伴走 はできません(しません)。

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中小企業こそ海外ビジネスに向いている! ~海外で求められるスピード経営とは?~

民間の貿易コンサルタント会社 が選ばれる理由とは?~「情報提供」ではなく「実行力」を提供できるから~

以上のような理由から、 中小企業は公的支援機関のアドバイスを受けつつも、 最終的には弊社のような 民間の貿易コンサルタント会社 の「実行力」を必要とするケースが非常に多いのが実情です。

民間の貿易コンサルタント会社は、

  • 各社専用の戦略設計
  • 実務に対するハンズオン支援
  • 契約交渉の伴走
  • 通関・物流の最適化
  • 特定国(台湾など)に特化した深い知見
  • スピード感のある対応
  • 中小企業の経営者の意思決定スタイルに合わせた柔軟な支援

を提供できます。

つまり、 公的支援機関が「ナビゲーター」なら、弊社のような民間の貿易コンサルタント会社は「プレイヤー兼パートナー」と言えます。

海外展開を成功させるためには、 この“実行力”が欠かせないのです。

まとめ:「公的支援機関 × 民間の貿易コンサルタント会社の併用」が 中小企業にとって 最強の組み合わせ (最善策)と言えます!

公的支援機関は海外展開の基礎情報を得るうえで非常に有用です。 しかし、実際に中小企業が実務を前に進めるためには、 民間の貿易コンサルタント会社の「伴走力」や「実行力」が 必要不可欠 となります。

中小企業が海外展開で成功するためには、 公的支援機関の強みと、民間の貿易コンサルタント会社の実務力 を組み合わせることが最も合理的な選択肢 と言えるのではないでしょうか。

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企業経営者の決断と熱意、また 会社としての取り組み が重要

少子高齢化にともなう国内需要の落ち込み、国内市場における競合他社との競争激化など、国内ビジネスを取り巻く環境は、年々悪化していることは間違いありません。

もし、国内ビジネスの環境が今後も悪化していくのであれば、企業経営者としてその対策を講じるほかに企業を存続させる方法はありません。

最も大事なのは、企業経営者・事業責任者の方が「どうなっていきたいのか」を明確にすることです。

「何年後に、どのようになっていたいのか」「その目標に向かって、今できること・できないこと」「これからできそうなこと・できそうにないこと」など、企業経営者・事業責任者の方 みずからが徹底的に考え抜くことで、「貴社の理想とする未来を叶えられるストーリーとは何か」を見出すことが、今一番大切なことではないでしょうか。

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*最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。*

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「オンライン無料相談会」を実施しております。

月刊経営情報雑誌 MASTERS(月刊マスターズ) 2022年10月号 に紹介されました。

「公共支援機関に相談したのに、輸出できない…」~中小企業が海外進出を実現する“現実的な最短ルート”とは?~

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