「公的支援機関に相談したのに、輸出できない…」~中小企業が海外進出を実現する“現実的な最短ルート”とは?~

ビジネス情報

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

「今年こそは海外進出を!」と意気込んで 公的支援機関 に相談に行ったものの、膨大な資料と注意点を渡されて、ショックのあまり、そのまま立ち止まってはいませんか?

実は、公的支援機関に相談した中小企業の多くは「何から手をつければいいか分からない」と、すっかり挫折してしまい、更には意気消沈してしまうのが「 現場のリアル」 なのです。

ではなぜ、公的支援機関から多くの情報をもらっても「海外進出が実現できない」のでしょうか?。

その理由と共に、貿易の知識や経験がなく、また専任担当者もいない中小企業にとって「現実的に海外進出を成功させるための“最短ルート”」についても、 私の経験を踏まえてしっかりと、また丁寧に説明しようと思います。

では今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。

それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は《「公的支援機関に相談したのに、輸出できない…」~中小企業が海外進出を実現する“現実的な最短ルート”とは?~》がテーマです。*

なぜ 公的支援機関のアドバイス だけでは「実行」できないのか?

公的支援機関の支援は非常に有益ですが、基本スタンスは「一般的な情報提供」と「規制・リスクの解説」です。

貿易の知識や経験がない 中小企業 が公的支援機関へ相談に行くと、関税、現地法規制、PL保険、為替リスク、通関書類の作成など、膨大な「やるべきこと・注意点」を提示されます。貿易の知識や経験のない 中小企業の実務担当者 はこれを聞いただけで呆然となり(消化不良を起こし)、「うちにはまだ早い…」と、恐怖心から 海外輸出案件がストップしてしまう のが 立ち止まりの真相 (そのケースが殆ど)です。

貿易の知識や経験のない中小企業にとって必要なのは、知識の講義を受けること(または、問題の洗い出しを理解すること)ではなく、実際に目標に向かって「手足を動かす実行力」なのです。

輸出ができない中小企業の共通点:「前準備ゼロ」のまま、公的支援機関に相談してしまっている(そのように思い込まされている)

初めて輸出を考える中小企業の多くは「海外で自社商品を売りたい」という気持ちだけで、公的支援機関 に相談されいることが多い のが現実です。

しかし実際には、

  • 海外専任担当者がいない
  • (輸出しようと考えている) 自社商品の資料が揃っていない
  • 最低ロット数量が決まっていない
  • 輸出価格案(おおよその希望出荷価格)が未定
  • HS CODEが不明(調べていない)
  • 梱包仕様案(おおよその希望梱包仕様)が未定
  • 輸出相手国(ターゲット国)が曖昧
  • 社内の合意形成(企業経営者の意思確認)ができていない

この状態では、どれだけ多くの情報を得たとしても、海外輸出案件は前に進みません。

さらに、公的支援機関から 大量の注意点や規制情報 を聞くことで、「うち(自社)にはまだ早い…」と恐怖心から「海外輸出案件がストップしてしまうケース」が非常に多いのではないでしょうか。

中小企業が 海外貿易を実現する ための「4つの現実的な選択肢」とは?

自社で 貿易実務をイチから勉強してマスターしよう とするのは、まず諦めましょう。自社の役割を「良い商品を作ること」に絞り(集中し)、それ以外は「プロや仕組みに頼る(外部委託する)」のが 成功への最短ルート なのです。

  • 商社を活用した「間接輸出」を選択する(最も確実):
    • 自社で直接 海外企業と取引(直接輸出)する考えをやめ、日本の輸出商社(or 海外専門商社)に商品を買い取ってもらう方法です。
      • メリット:
        • 取引相手が日本の商社の場合、書類作成も英語対応も不要です。「国内取引」と同じ感覚で海外に商品を出荷することができます。
      • ポイント:
        • 粗利(自社の利益)は減りますが、未回収リスクや物流トラブルのリスクは 全て商社が引き受けてくれる ので、最も安全かつ実現性の高い方法です。
  • 現地バイヤーから「輸入 規制・販売条件など に関する条件」のアドバイスを受ける:(何はともあれ、「輸入者ありき」を忘れずに!)
    • 海外の販売先(ディストリビューターや輸入バイヤー)を探し、現地の法規制をクリアできる条件・輸入許可の取得条件・商品表示法への対応方法など、日本側でやるべき実務に関して、全てアドバイスを受けられるように 基本契約(基本取引契約書・売買契約書・その他)を結びます。
      • メリット:
        • 自社は 輸出に関する諸条件(法規制・輸入許可の取得条件・商品表示法への対応方法・販売価格の設定など)を自社(自力)で全てを 調査・研究(検討) する必要がなくなります。(日本側の業務負担が大幅に軽減します)
      • ポイント:
        • 「自社で全部を調べる」のではなく、「現地で売りたいバイヤーが、輸入販売するための諸条件を、日本側へ細かくアドバイスする」という基本的なスタンスへの方向転換が鍵(KEY POINT)となります。

【関連ブログ】

売れるストーリーを考える ~成功へのイメージを具体化しよう!~

「成功へのストーリー」を考えよう!~仕事のできる人の共通点とは?~

仮説とFS(実行可能性調査)の関係 ~仮説の設定からFSの実行まで~

仮説思考と検証について  ~海外マーケティングのイロハとは?~

  • フォワーダー(貨物利用運送事業者)をフル活用する:
    • 海外の顧客は(できるだけ)自社で開拓しつつ、複雑な貿易実務(インボイス作成、船や飛行機の手配、通関手続きなど)はすべて フォワーダー(貨物利用運送事業者)に代行してもらいます。
      • メリット:
        • 社内に貿易の受け渡し(船積み)業務の専門家がいなくても、プロの指示通りに 商品と必要データを用意する だけで商品を海外へ出荷することができます。(ただし、インボイスなどの書類作成は、本来自社でやるべき業務なので、フォワーダーより有償対応を希望される場合があります)
  • 公的支援機関のような アドバイザー ではなく「伴走型 貿易コンサルタント会社(+場合によっては貿易実務代行会社)」と契約する:
    • 公的支援機関のような「教えてくれるだけ」の支援者ではなく、自社の一員のように「手足を動かしてくれる(実行力のある)」パートナー として「伴走型 貿易コンサルタント会社」(+場合によっては貿易実務代行会社)》を選定します。
      • メリット:
        • 伴走型 貿易コンサルタント会社は、見積書の作成・バイヤーとの英語メール・フォワーダーとの打ち合わせなど、貴社に対して 一緒に伴走してくれる(フォローしてくれる)パートナー(役割担当)なので、自社の社内リソースがゼロでも、安心・確実 に海外輸出案件が前に進められます。

自社の社内状況に合わせた「アプローチ比較表」

選択肢実務の手間リスクおすすめの企業タイプ
自社で直接輸出非常に重い高い(事故・未回収)英語対応・貿易実務の専任チームがいる企業
商社経由(間接輸出)少ない(国内取引)最も低い(自社の利益は減少する)社内リソースゼロ、とにかくリスクを避けたい企業
現地バイヤー+フォワーダー(直接輸出の場合)中程度(~重い)中程度強い(良い)商品があり、また 現地の信頼できる(有力な)パートナーと出会えた企業
伴走型 貿易コンサルタント会社(+場合によっては貿易実務代行会社)中程度低い(費用が発生する)自社にノウハウを蓄積しつつ、プロの手を借りたい企業(安心・確実 を望む企業)

【関連ブログ】

初めての海外貿易 ~直接貿易と間接貿易について~

間接貿易と直接貿易の違いについて ~今の我社にはどちらが現実的?~

海外貿易の心得 ~相手国の文化や習慣、歴史を理解することから始めよう!~

海外輸出時の建値について ~円建て貿易のメリット・デメリット~

まとめ:「自社(自力)で直接貿易(直接輸出)をやらない」という決断が「成功」を引き寄せます!

「海外輸出=自社(自力)で英語の書類を書いて、通関を通すこと」と思い込む必要はありません。

貿易の知識や経験のない 中小企業 が まず 目指すべき(考えるべき)ことは、「自社は 商品作りに特化(集中)して、貿易実務は可能な限り パートナーに委託(丸投げ)する仕組み(パートナーを巻き込む体制) を作ること」です。

公的支援機関との相談で「不安や疑問が膨らんで、自社の海外輸出案件が止まってしまう」ようであれば(止まる前に)、まずは「自社でやること」と「外部に任せること」の 切り分け から始めて(考えて)みてはいかがでしょうか。

~ローマ(海外事業)は一日にしてならず~

まさにこの ことわざ の通り、中小企業にとって海外事業とは「 人・もの・資金 が必要な 終わりのない戦い(中小企業の生き残りをかけた経営課題)」と言っても過言ではありません。

少子高齢化にともなう国内需要の落ち込み、国内市場における競合他社との価格戦争など、国内ビジネスを取り巻く環境は、年々悪化していることは間違いありません。

もし、国内ビジネスの環境が今後も悪化していくのであれば、企業経営者としてその対策を講じるほかに企業を存続させる方法はありません。

だからこそ、企業経営者自らが 会社の先頭 に立って「海外事業へ一歩前に踏み出す」ことに 大きな意味がある のではないでしょうか。

【関連ブログ 】

海外貿易で取り組むべき課題について ~ローマは一日にして成らず~

中小企業の「海外事業」は誰が担当すべきか? ~これは会社の生き残りをかけた経営課題です!~

中小企業こそ海外ビジネスに向いている! ~海外で求められるスピード経営とは?~

【関連ブログ】

現地に行って初めてわかること ~現地体験がPDCAサイクルを加速させる~

海外展示会を見に行こう!~百聞は一見に如かず~

初めての海外輸出 ~ 物流=物の流れ をイメージしよう!~

輸出ビジネスに必要な「バイヤー目線」とは? ~売れるための条件を考えよう!~

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*最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。*

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合同会社 PLAN IN PLACE の “事業の本質” とは

自社商品に愛着を持つ「事業者の想い」を傾聴し、「新しい方法や進むべき市場」を提案することで、両社が成長・発展し続ける未来を実現する ことです。

貴社の描くゴールを傾聴し、理想的なストーリーへと導くことをお約束します。

本気で海外市場開拓を目指す経営者・事業責任者の方々とともに、 「売れるストーリー」を見出し、実現まで伴走できることを心待ちにしております。

**新規開拓でお悩みの企業様、海外進出をご検討の企業様、まだ検討段階でとりあえず話を聞いてみたい経営者様・事業責任者様などを対象に、無料(リアル or オンライン)個別相談会 を随時承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

弊社WEBSITEの各ページ下部にある【フォームからのお問い合わせ】をクリックして、ご希望の日時をフォームに 記入・送信 していただければ、メール 又は お電話にてご相談日時を調整し、お客様との無料相談会の日程を確定いたします。**

【おすすめブログ】

「オンライン無料相談会」を実施しております。

月刊経営情報雑誌 MASTERS(月刊マスターズ) 2022年10月号 に紹介されました。

「公的支援機関」と「民間の貿易コンサルタント」の違いについて ~相談者が感じる 実務の壁 とは?~

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企業の未来は「あなたの決断」によって大きく変わるはずです。

さあ皆さん、勇気をもって私たちと 目の前の課題 に挑んでみませんか。

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