中華圏で使われる漢字と言語について ~その違いを理解しよう!~

台湾貿易の知識

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

私は常々、「文化の成熟度や国民の教育水準」はビジネスに大きく影響する項目であると考えています。

なぜなら、それは自社の商品やサービスを受け入れる 市場や国々のインフラ(infrastructure = 社会基盤)とも言えるからです。

さて今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は「中華圏で使われる漢字と言語について~その違いを理解しよう!~」がテーマです。*

中華圏で使われる漢字や言語について

皆さんは中華圏で使われる漢字や言語に、いろいろ種類があることをご存じですか?

では漢字の種類からお話します。

現在、中華圏で使われる漢字は 繁体字と簡体字 の2種類があります。余談ですが、漢字を書く時の難易度としては 繁体字 〉日本の漢字 〉簡体字 という順番になるかと私は思います。

一般的に言うと、繁体字は台湾・香港・マカオで使われており、日本人から見ると、なぜか昔風でとても馴染みのある漢字のように感じられます。また、簡体字は中国大陸・シンガポール・マレーシアで使われており、繁体字を簡略化したものです。

《なお今回、繁体字と簡体字の2種類が存在する歴史的背景についての説明は省略します。》

では言語の種類はどうでしょうか?

一般的に、中国大陸では普通語 (ほぼ北京語) が標準語とされます。さらに言えば、北京語・上海語・広東語・閩南語 (ほぼ福建語と同じ) など、があります。また、どの国でも同じですが、場所が変われば、特有の方言が存在するので、その数は無数にあると言えます。

台湾で使われる漢字や言語について

一般的に、台湾では国語が標準とされます。さらに言えば、台湾国語・台湾語(ほぼ福建語や閩南語と同じ)、客家語など、があります。台湾国語は、中国語(特に北京語)にある倦舌音が少ないのが特徴です。

現在、日本の中国語教育は、中国大陸の普通語を学ぶことが主流となっています。よって日本で中国語を学ぶ時は「普通語 (ほぼ北京語) と簡体字」を学ぶことになります。私が、1980年代にNHKテレビ中国語講座を学習した時も、同じ状況でした。

中華ビジネスにおける漢字や言語の使い分け

では中華圏に漢字や言語が複数あるのですから、ビジネスにおいてはどのように使い分ければよいでしょうか?

答えは簡単です。それは、対象となる人や地域に対して、“できるだけ配慮をする” ということです。相手の立場に立って考えれば、自分や自社がとるべき対応が見えてくると私は思います。

例えば、漢字のトラブルで言えば、中国大陸の取引先に繁体字の資料を渡す、もしくは、台湾の取引先に簡体字の資料を渡す、ことはできるだけ避けるべきと思います。

単に読めないだけでなく、物を表す単語(例えばタクシーという表現など)にも違いがあるため、読み手に誤解を生じさせる場合もあります。受け取った方が、高学歴で寛容な方であれば、問題はありませんが、そうでない場合もあるため、やはり配慮が必要と強く感じます。

私の実体験から感じること

ここからは余談ですが、私の実体験をお伝えします。

私の妻は台湾籍で、生まれや育ちは台湾ですが、その両親は中国大陸出身です。

今から30年近く前に、私と妻が上海で生活した時のことを、妻は「当初は簡体字と上海語に苦労した」と言っています。また妻の母は福建省厦門出身ですが、閩南語・福建語・厦門の方言・台湾語でさえもそれぞれ違いがあるそうです。ちなみに妻の母はそれらをミックスした中国語を話していたようです。

また私の妻いわく  “繁体字の文章と簡体字の文章では文調=テイストが異なる”  ゆえに、読み手によっては、ちょっとした違和感を感じる可能性があるそうです。

どうでしょうか?

これらの事象は 中国語常用者 (ネイテイブ) からすれば、ごく自然にわかってしまうことなので、中華系でない私たちは、やはりこれらの点をよく理解したうえで、できるだけ適切な対応をしていくことが重要ではないでしょうか。

ビジネスにおいては “第一印象が大切” と言われていますので、より相手の立場に立って 考え・行動 するよう心がけましょう。

今回は 中華圏で使われる漢字や言語について、またビジネスにおける使い分けについて お伝えしました。

漢字や言語はまさに その国の歴史や文化を象徴するもの ですから、これからも大切にしていきたいですね。

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