海外貿易の心得 ~相手国の文化や習慣、歴史を理解することから始めよう!~

台湾貿易の知識

こんにちは、合同会社 PLAN IN PLACE 代表の西村です。

私は海外貿易に従事して30年余り、海外出張ではアジアを中心に数百回、また海外勤務では 香港・中国(上海市・昆山市)・台湾(台北市)・ミヤンマー(ヤンゴン)を経験しました。

海外貿易のスタートは 中国・香港・台湾 でしたが、気がつけば インドを含むアジア全域・オセアニア地域・トルコ など、多くの海外企業と取引をすることができました。

今となっては、どの国にも忘れがたい思い出があり、また会いたい友人がいることを懐かしく、また誇りにも思います。

さて今回も、できるだけわかりやすく、また役に立つ情報をお伝えしていきます。

それでは最後までよろしくお願いします。

*今回は「海外貿易の心得~相手国の文化や習慣、歴史を理解することから始めよう!~」がテーマです。*

海外貿易には何が必要か?

皆さんは海外企業と取引をする場合、どのような準備や学習をされますか?

貿易実務の基礎知識はもちろん、英語や現地語の学習をされる方が多いのではないかと思います。

これも正しい選択ですが、それ以外にもやるべきことがたくさんあります。

例えば、相手国で自社商品を販売しようとする場合、現地に適した販売仕様にする必要があります。そのためには、現地の輸入規則や法律・価格設定・包装形態や入り数・パッケージの表記に至るまで、相手国で販売する商品仕様についてのマーケティングが必要不可欠です。

しかし、それらのマーケティングには「相手国の文化や習慣を理解しておく必要性がある」ことを、あらかじめ理解している方は意外に少ないのでは?、と私は感じています。

例えば、日本の商品をアジアに輸出する場合、有名な一説があります。それは「日本の包装デザインを相手国のために100%変えようとせず、どうしても変えなければならない部分以外は、日本風のデザインをあえて残しておく」という考え方です。

これは、相手国の購入者が商品パッケージを見て「これは日本製の商品、もしくは日本企業が作った商品」とすぐに理解させるための方法です。私の経験から言えば、この方法は消費財、例えば お菓子や文具などの業界 でよく使われています。

東南アジアにおいて「商品パッケージに 日本の漢字・ひらがな・カタカナ が見受けられる」のはそのためです。また、模倣品の商品パッケージには日本人から見ると、意味不明の日本語が使われていることがよくあります。

それは、現地の購入者が正しい日本語を理解できないため、これら「模倣品の商品パッケージ」にも 日本の漢字・ひらがな・カタカナ が見受けられるのでしょう。

しかし、インドや中東地域では、東南アジアでよくみられる「商品パッケージに 日本の漢字・ひらがな・カタカナ が書いてあるような商品」は、見かけなくなります。

それこそ、ほとんどの商品パッケージには、英語ないしは現地語 しか使われていません。一説によると、インドや中東地域の購買者は「日本語と中国語の区別がほとんどできないからそうなった」とも言われています。

よってこれら地域では「”漢字混じりの商品パッケージ = 中国の商品” と思い込む傾向が強い」 のかもしれません。

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これまで述べたこと以外にも、その国特有の文化や習慣があります。また、その国の歴史を知ることで「なぜ相手国が親日国なのか?、もしくは反日国なのか?」を理解しておくことも大切です。

私の経験から言えば、中国・香港・台湾・韓国・インド・ミヤンマー・トルコ などは、日本との歴史(関係史)をよく理解しておいた方がよいと感じています。

私は海外貿易において、相手国の文化や習慣を 前もって、また継続的に、調査・確認する ことを心掛けています。

そのためには、相手国に関する データや指南書 を読んだり、関連セミナーを受講したり、現地取引先企業や (元) 駐在員の方々からの リアルな情報 も出来るだけ収集しています。

すなわち、私にとって「相手国の文化や習慣、歴史を理解すること」は「海外貿易の基本」であり、また「必要不可欠な知識」と思っています。

それは、あたかも「好きな女性にどうやったら気に入ってもらえるか?」を考え続けるが如く、また私自身が「好きだからこそ相手(相手国)をもっと知りたくなる」のではないでしょうか。

皆さんも、現地に行けば「相手国の文化や習慣、歴史を ”知ると知らないでは大違い!”」であることを ”体感” することができるでしょう。

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*最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。*

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